捏造日記

音楽、勉強・読書記録、日常の感想

今年聴いた音楽ベスト+ベストアルバム2018

今年は、現行ものはほとんど聴きませんでした。 つまみ食い的にMitski、BTS、Snail Mail、Lotic、Objektなどの流行り物(?)に手を出したりしてみたものの、どうにもしっくりこない。いつのまにか耳が慣れてしまった海外インディものより、エーチャン(E.Yazawa…

日本の音楽の正体を探して

「芸術の良し悪しは主観」「みんな違ってそれでいい」のような八方美人的感想はつまらないので、好きに書こうと思います。書こうと思った理由はいくつかありますが、日本国内において、海外の音楽を直接的に模倣しているような音楽が評価されている現状に賛…

コード進行・分析メモ  B.J Thomas「Raindrops keep fallin' on my head 」

B.J Thomas「Raindrops keep fallin' on my head 」 バカラック御大の大名曲。歌詞も涙が出るほど素晴らしい。 アメリカンニューシネマ系の映画が好きな人は必ず知っているはず。 セカンダリードミナント以外は、特筆すべきダイアトニック外のコードはなし。…

コード進行・分析メモ Velvet Underground 「After Hours」

Velvet Underground 「After Hours」 Velvet Underground は、音楽好き界隈の王様と言ってよい。 形式化された近年のロックにありがちな強烈なカタルシスを約束しない静謐な音楽は、飽きがくることがなく、噛むほどに味が染み出る。音楽好きの中で、果たして…

コード進行・分析メモ Mild High Club 「kokopelli」

Mild High Club 「kokopelli」 何故かヒップホップの“当たりレーベル” Stone Throw に所属するサイケデリックなバンド Mild High Clubのお気に入りの曲。アルバム全体を覆うダルさを分析したくなった。 1曲目の「Skiptracing」も非常に良い曲で分析したけれ…

コード進行・分析メモ  ミツメ「煙突」

Verse 1 A - C♯m - D - D on E Ⅰ -Ⅲ- Ⅳ Ⅳ/Vのよくある形 終始感を弱めるためにドミナントの音をベースにサブドミナントのコードを乗せるのは常套手段。ⅣのコードのところでM7th の音を上手く使っているのがポイント。 Verse 2 導入前に 主音A からの下降フレ…

マイルス・デイヴィスの歌

インストゥルメンタルヒップホップの伝説、DJ Krush があるインタビューで、「マイルスは自分のしていたことをずっと昔にしていた」と語っていた。 マイルスとの出会いは高校生の時。初めて聴いた時の印象は、中高音が耳に刺さるようで痛いという感じだった…

現代最高のベーシスト MonoNeon とは?

MonoNeon の衝撃 MonoNeonは、ベースの歴史を変える可能性のある存在です。*1Jimi Hendrix や Jaco Pastorious と同様、好きなジャンルに関係なく一聴の価値はあると思います。 しかし、日本語で書かれた情報があまりにも少ないので、この記事を書こうと思い…

日々の色々2 アニソンとの格闘と出会い

音楽オタクを自称するのであれば、安易な洋楽オタクに堕落するのではなく、洋楽・邦楽・時代などの要素に左右されず、あらゆる素晴らしき音楽を探求し愛でるのが正しい音楽オタクの正しい姿勢だと思っています。 ただ、正直言ってアニソンには抵抗があったこ…

日々の色々1

最近、とても尊敬している方に「いろいろと発信してみると良いよ?」と言われたので、もう少し積極的にブログを更新する気になりました。 最近は、飯田先生の『言語哲学大全1』を読んでいます。 門外漢でも安心して現代哲学の議論を追体験できる(ような気が…

2018年、よく聴いた音楽まとめ

例年通り、今年も雑多に音楽を聴いた。 もちろん、現行物も聴いた。しかし、今年は50年代以前の音楽の魅力を再確認した。今の自分には、古い音楽の方が目新しく感じる。あまりに馴染み過ぎていて自然に聞こえているだけの可能性も高いが、現行のシーンと50年…

音楽との距離感と知覚の限界

300日近くブログを更新していなかったようですが、何やら今月のアクセス数が100を超えたというお知らせを見て驚きました。今は、世間との接点が少ない生活を送っているので、もし何らかの形で“誰か”に貢献できているのであれば、とても嬉しいことです。 今年…

「語りたがり」

先日、某通販サイトで、ある音楽についての批判的レヴューを目にした。その主張は検討違いにしか思えなかったのけれども、多くの人に支持されているようだった。「金を払って買ったのだから当然の権利だ」と言わんばかりの批判は驚くほどに粗雑だ。そして、…

2016年よく聴いたもの

世界はいつでも面白い音楽で満ちていると思っているけれども、 今年は、例年に比べて新しい音楽に手を出さない年だった。 同時代性に固執せずに、本当に良いと思ったものを時間をかけて何度も聴きこうと考えたからだと思う。 御託もほどほどに、2016年の音楽…

コード進行からの解放

コード進行は、幾つかのコードを規則的に組み合わせるだけで、簡単に楽曲に表情を付加することのできる音楽表現を拡張する極めて強力な要素だ。 典型的な進行を機械的に組み合わせることで特定のイメージを喚起させる音楽を量産することも可能だ。例えば、サ…

音楽と本質

ある音楽を好きになる際、その「好き」はその音楽の本質的良さを悟ったためなのか、あるいは単なる適用による慣れがもたらした「好き」なのかの区別は困難を極める。 身も蓋もないことを言って終えば、それらは明確な区別をする必要もなければ、そもそも区別…

楽曲分析 No.2 「California 」Grimes

Grimesの4枚目のアルバム『Art Angels』の2曲目が「California」 大陸を感じさせるメロディが印象的な楽曲 楽器を始めたばかりの人でも、簡単なので是非弾いて欲しい ギターの人も、最初はバレーコードなんて無視して3弦から1弦まで鳴らすだけでも良い www.y…

楽曲分析 No.1「In My Room」Beach Boys

「In My Room」は1963年に発表されたアルバム『Surfer Girl』収録 Brian Wilson による流麗なメロディが特徴の楽曲 www.youtube.com コード進行は以下(耳には自信がないので間違いがあればご指摘ください) 原曲キーは、B major 応用し易くするためにディグ…

現行の南アフリカ音楽、KwaitoからGqomまで

南アフリカで誕生の「Gqom(ゴム)」という新たなジャンルの音楽がUKで注目を集め始めているらしい。 知ったキッカケは、meltingbot の以下の記事。 まず、前身とされるKwaitoについて調べた。 いくつかコンピを発見したので、その中から幾つか。 Kwaitoのwik…