Personal Fabrication

音楽と本

ジャズ日誌

ジャズには以前から興味はあったけれども手を出す気になれなかった。ジャズ屋が「ジャズ」ばかり追いかけている時代遅れの職人に思えたからだ。*1

 

まあそうは言っても、今までジャズを全く通ってこなかったという訳でもなく、基本的音楽理論を学ぶ際にジャズの初歩が書かれている本を幾つか参考にした経験がある。それらの本からは、ダイアトニックコード・トライアド・テットラド・ダイアトニックスケール・セカンダリードミナント・モーダルインターチェンジ などを学んだ。別途、各モードの提示方法やオンコード(例えばCM7 on E など)も学んだ。自分が日常的にギターを手にする理由は「一般的ポップミュージックの構造分析」なのだが、その目的達成の為の道具はこれらで十分だと感じている。

 

しかしながら、最近は自分の演奏能力や音に対する瞬間的に反応する力に不足を感じていて、それらを鍛えるのにジャズほど有用なものも無いように思えたので、音楽の筋力トレーニングの一環としてジャズを学ぶことにした。どうやらジャズの世界には「ジャズは枯葉に始まり枯葉に終わる」という言葉があるらしく、それを信じて枯葉を練習することにした。胡散臭く思えるが、それを信じることで練習のモチベーションが得られるのであれば安いものだ。加えて、ギターの指板をより素早く捉える練習も開始した。

 

「自分が出来ないことを出来るようにする」事こそが練習なので、練習とは何時でも泥臭いものだ。課題発見と問題解決のサイクルを無意識に回すことができない凡夫には、そのサイクルを意識的に回す必要がある。とりあえず、現段階の自分の課題と解決方法を考えた結果、練習は以下にまとまった。

 

・5ポジション(A型・C型・D型・G型・E型)それぞれでのダイアトニックスケールアルペジオ (基本的なキーCと枯葉のキーBb で)1-3-5-7、3-5-1-7 などの様々なパターンで練習することで、どんな場合でもアルペジオが常に指板上で「視える」ようにすることが目的

 

・集中的にジャズを聴く(意識的に聴かないと聴かなくなる為)

 

・気に入ったフレーズのコピー

Red GarlandGrant Green が好みなので、彼らの演奏から盗んでいる。昨日、バップの語彙を学ぶにはCharlie Parker が良いと目にしたので、Parker からも盗もうと思う。

 

 

しばらくはこの練習を繰り返して身体に馴染ませようと思う。

*1:無論、これは一般人レベルの話で、誰もが名前を知っているような有名プレイヤーはその括りではない。例えばVijay Iyer・Robert Glasper・Christian Scott などの現代ジャズ界隈は本当に素晴らしいと思っている