捏造日記

電脳与太話

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016年よく聴いたもの

世界はいつでも面白い音楽で満ちていると思っているけれども、 今年は、例年に比べて新しい音楽に手を出さない年だった。 同時代性に固執せずに、本当に良いと思ったものを時間をかけて何度も聴きこうと考えたからだと思う。 御託もほどほどに、2016年の音楽…

コード進行からの解放

コード進行は、幾つかのコードを規則的に組み合わせるだけで、簡単に楽曲に表情を付加することのできる音楽表現を拡張する極めて強力な要素だ。 典型的な進行を機械的に組み合わせることで特定のイメージを喚起させる音楽を量産することも可能だ。例えば、サ…

音楽と本質

ある音楽を好きになる際、その「好き」はその音楽の本質的良さを理解したためなのか、あるいは単なる適用による慣れがもたらした「好き」なのかの区別は困難を極める。身も蓋もないことを言って終えば、それらは明確に区別をする必要もないことだろう。 ただ…

楽曲分析 No.2 「California 」Grimes

Grimesの4枚目のアルバム『Art Angels』の2曲目が「California」 大陸を感じさせるメロディが印象的な曲 楽器を始めたばかりの人でも、簡単なので是非弾いて欲しい。初心者ギタリストでも簡単に弾ける。バレーコードなんて無視して3弦から1弦まで鳴らすだけ…

楽曲分析 No.1「In My Room」Beach Boys

「In My Room」は1963年に発表されたアルバム『Surfer Girl』収録 Brian Wilson による流麗なメロディが特徴の楽曲 www.youtube.com コード進行は以下(耳には自信がないので間違いがあればご指摘ください) 原曲キーは、B major 応用し易くするためにディグ…

現行の南アフリカ音楽、KwaitoからGqomまで

南アフリカで誕生の「Gqom(ゴム)」という新たなジャンルの音楽がUKで注目を集め始めているらしい。 知ったキッカケは、meltingbot の以下の記事。 まず、前身とされるKwaitoについて調べた。 いくつかコンピを発見したので、その中から幾つか。 Kwaitoのwik…